プレゼンを作るにあたり、プレゼンテーション自体の構成は日本語でするときも同じと考えていいでしょう。
ただ、アメリカの学生は、大学にいるときにこれでもか!というくらいプレゼンをさせられるので、体に染みついている基本の構成があります。
日本の学生たちに比べると何百倍もプレゼンをさせられるので、卒業して社会に出るころには自然とプレゼンが上達しているのはうなずけますよね。
そんな、アメリカの学生が飽きるほど学ぶプレゼンの基本構成を、実際に使われる英語の表現を使っておさらいしてみましょう。
目次
英語でプレゼンを作る
プレゼンの入りは「Overview」から
Overviewとは、辞書によると「概観、大要、あらまし」と出てきますが、まさに文字通り、これから話すプレゼンの内容について全体を見てみましょう!ということです。
大体の人は、
- 何についてのプレゼンなのか
- どのくらい話すのか
- 質問はどのように受け付けるか…
などについて、簡単に説明したりします。
ここで、便利な表現は…
- Today, I’m gonna talk about ●●.
- the presentation will take around ●● minutes.
- and at the end of my talk, there will be a Q&A session.
このように、簡単に言うとこんな感じす。
そのほか、1と2の間にもう少し詳しくAgenda(それぞれの項で何について話すのか…)などを入れてもいいと思います。
一番肝心な「Main Body」
Overviewのあとには、すぐにMain Bodyに入るのですが、Overviewで紹介したAgendaにそって、順序良く進めることが、わかりやすいプレゼンにする鉄則です。
せっかくOverviewで、なにについて、このように話します!と宣言をしておきながら、その通りに進めないと、聞き手としては「?」とクエスチョンマークが浮かんでしまいます。
グラフや表などを使ってわかりやすく、順序良く説明結論までたどり着けるようにしましょう。
その際に、聞き手に質問してみたり、その都度「Right?」や「Okay?」など、確認を取るようにプレゼンを進めていくのも一つの手です。
ConclusionとSummary
最後に、結論に達するのですが、ここで重要なのが最初にOverviewで話したことに戻ることです。
最初に、「今日は●●についてのお話をします…I’m gonna talk about ●●」と宣言しましたよね?
プレゼン中、Main Bodyでいろいろと話しましたが、最終的に言いたいことは●●です!という確認をしてからプレゼンを終えるのです。
そうすることにより、より印象的に自分の言いたかったことが聞き手に伝わると思います。
例えば最初に「I am going to talk about “how we are planning to achieve our sales growth of 15%”」という感じにスタートしたとします。
この場合には、最後には必ず「So, I hope you are a little clearer on “how we are planning to achieve our sales growth of 15%”」…と、出だしで伝えたポイントに戻ってくるのが基本です。
プレゼンの始めに、このプレゼンを通じて何について話したいのかを伝え、プレゼンの終わりにも●●について話しましたが、ご理解いただけましたでしょうか…?という意味合いの文章をもってきて、聞き手に確認して終わります。
Q&Aセッション
私自身がプレゼンをする場合は、プレゼン中にその都度質問がある際は止めてもらって、自由に聞いてもらうスタイルで進めていくのが好きですが、あまり英語に自信がない場合など、せっかく熟考してきたプレゼンの流れを途中で止められたりしたら嫌な場合もあるでしょう。
また、自由に質問してもらうスタイルをとると、話が途中で脱線しそうになってしまわないとも限りません。
そんな不安がある場合には、質問は最後にまとめて答えます!というかたちにした方が、精神安定上良いでしょう。
自分の伝えたいことをすべて伝え終わったのちに、Q&Aセッションを開くのが良いと思います。
プレゼンの最後に「Do you have any questions?」と付け加えればいいので、簡単です。
このように、英語のプレゼンも日本語のプレゼント同様な流れで進んでいきます。
コメントを残す