駐在員の苦悩:英語に関する悩み3つ…鬱にならないために

駐在員特有の、英語に関する苦悩についての記事です。

まじめな人ほど鬱になるは本当でした。

私の周りでも、赴任してきてから1年ほどして鬱を発病し、帰っていった方、人知れず心療内科に通っている方…などの話を聞きます。

駐在員の方には、駐在員の方にしかわからない苦悩が託さなあるかと思います。

ただ、イロイロと自分を責めすぎて、心を病んでしまうと、日本に帰ったとしても復帰に時間がかかったり、今まで築き上げてきたものを失ってしまったりと、被害が大きくなるので、その前に一息つくのも重要かと思います。

次にあげる3つの例は、実際に鬱になってしまった方が、職場で一番悩んでいたことだそうです。

どれも「自分は英語が下手だ…英語力がない」ということから端を発した悩みですが、もしかして、駐在員のあなたも同じ悩みを抱えていませんか?

目次

伝わらないのは自分の英語のせい?

英語のせい…?いえ、それだけではないはずです。

日本語でも、説明のうまい下手など、ありますよね?

簡単な英語でも、順序良く、筋道立ててちゃんと説明すれば伝わりやすいです。

中学英語レベルの単語だけでも、意外といろいろな話、できますよ!

もちろん、コミュニケーションは相手があり気なので、相手も自分のいうことを注意深く聞いていない…など、何か英語力の他に別の原因があるかもしれません。

と、こんな話をしていたら、真面目な方はさらに自分を責めてしまいかねないですよね。
究極、もう、相手のせいにしてしまいましょう。

まじめな方は、本当に何でも自分のせいだと思いがちですが、それで精神病んでしまうより、相手のせいにしてしまって、ほかのことに打ち込んだ方が、いい場合もあるのではないでしょうか?

英語はだめだけど、人気者な先輩

私の会社にメキシコ人の先輩がいます。

英語はまるっきりだめだけど、話好きで、Broken English(文法とかめちゃくちゃ)でも積極的に話しかけて、にこにこしている先輩がいますが、周りのみんなもスパニッシュ訛りの英語を一生懸命聞こうとしています。

また、仮に伝わっていなかったとしても、「あいつ全然理解力ない!!」とその場ではぶちぶち言うこともたくさんありますが、すぐ忘れて次に行っているようです。

そんな彼の精神力がうらやましく思える今日この頃。

それくらい図々しく人のせいにして生きても、良いのかも…とも思えてきます。

溶け込めないのは(仲良くなれないのは)自分の英語のせい?

溶け込めないのは英語のせいではありません。

断じて。

これは本当に日本人の方が思いがちなことですが、流ちょうな英語は関係ないです。

日本語がみんな喋れるからって、日本人とはだれとでも話がめちゃくちゃ弾んで、すぐに友達になれて、飲みに行ったりお互いの家を行き来したり、家族ぐるみでお出かけしたり…なんてなりますか?

絶対になりませんよね?

アメリカ人も一緒です。

別に英語ができたからといって、溶け込めるか、すぐに仲良くなれるかと言ったら、そうでもないです。

同一言語を話していたとしても、一生分かり合えない人だっています。

ということで、英語のせいにするのはやめましょう。

そして、無理して溶け込もうとするのはやめましょう。

そんなことしても、疲れるだけです。

日本で、「あ、この人合わないかも…」なんて思いつつ、仲良くなろうとする努力って、とても疲れませんか?

仕事上、円滑に(怒鳴りあいとか殴り合いとかならず)コトが進んでいったら、それはそれでいいじゃないですか、別に一緒に飲みに行く中にならなくとも。

しかも、赴任期間は年単位でありますよね?
そのうちできるはずです。

溶け込むのも、仲良くなるのも(もちろん、赴任後すぐ友達たくさんできるような社交的な人もいるかもしれませんが)たいていの人は、時間をかけてじっくり人間関係を構築しているはずです。

みんな俺/私の英語をバカにしている?

英語圏で(特にアメリカで)生活しているとひしひしと感じますが、一人で2か国語以上、ビジネスレベルで使える人ってのは、本当に少ないのです。

普通はみんな1か国語で十分。

特に、英語が母国語の人って、それ以外の人が一生懸命英語を勉強するので、それに甘えてほかの言語習得の重要性なんか考えません。

なので、2か国語目を話すということは、とてもすごいことなのだと思って堂々としていたほうが、色々とうまくいくことでしょう。

馬鹿にされているかも…というネガティブな感情は、きっと相手のちょっとした態度がきっかけでそう思ってしまうようになるのかもしれませんが、相手の2か国語目は、あなたの英語よりひどいでしょう。

アメリカ人も「スペイン語喋れる!」なんて言う人も多いですが、じゃぁメキシコに駐在員として行って、現地の人とどれだけ仕事に関するコミュニケーションがとれるのか?といったら、かなりの割合で「それは無理」となるでしょう。

ただ、ヨーロッパだと少し事情は違って、一人で何か国語も…ドイツ語もフランス語もスペイン語も…そしてもちろん英語も喋れる!なんて方もいらっしゃいますが、その中でアジア系の言語もしくはアラビア系の言語を1つでも喋れる方…となると、途端に数が減ります。

それだけ、全然違う言語を習得するのは大変なことなのです。

最初は全然できなくて当然。

それでも、バカにされている…?と感じた場合、英語そのものではなく、そのほかに原因があることも多いかと感じます。

一番私の身近で多いのは、横柄な態度だったり、日本人が逆に現地の方たちをバカにした態度でもともと接していたりすると、現地の人たちは敏感に感じ取り、「また英語もろくにできないのに態度だけデカい東洋人が来た」…となります。

また、あなたのせいではなくても、前任者が現地の人に対して、悪態ついていたり、あまり評判の良い人じゃなかったばあい、残念ですが「同じ日本人」として、ひとくくりに見られている場合もあります。

が、そんなものは最初だけです。

あなただけの色を少しずつ出していけば、「あぁこの人は違うんだな」と思ってもらえる日が来るはずです。

駐在員ならではの苦悩は、英語関連に限らず、絶えないかと思いますが、焦らずゆっくり、駐在員生活、少しずつ楽しみながら攻略してきましょう。

こっそり英語力アップさせる方法

忙しい駐在員の方にもおススメの英語の学習方法があります。

最近流行りの聞くだけ勉強法ですが、すでに赴任した後でも、日本に一時帰国した際に購入しておけば、アメリカ生活の中でのスキマ時間も有効活用できます。

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通勤時間やスーパーにお買い物しにいく車内など、ちょっとしたスキマ時間を利用して、聞くだけ勉強法でこっそり英語力アップを目指しましょう!


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ABOUTこの記事をかいた人

人生の半分ほどを海外で過ごしています。(英語圏外含む) 日々の生活の中で言語習得に励む人々を目の当たりにしつつ、忙しい大人が効率よく言語を学ぶためにはどんな方法が一番いいのかを日々考えています。常に英語は勉強中です!