駐在員の夫について、外国に来たけど、自分は外国経験があまりなく、英語も自信がない…なんて方を多くお見掛けします。
もちろん、家庭内は基本日本語ですし、会社つながりの人間関係は、日本人が多くなるかと思うので、英語ができなくても生活できてしまうかもしれませんが、普通に生活していくことを考えると、実は駐在員のご主人以上に、奥様の英語力が必要になるかもしれません。
目次
夫は会社…家のこといろいろしないといけないのは駐在妻
結局、昼間ご主人は会社に行ってしまうし、会社は日本での生活の延長…といった感じなので、最初は戸惑いもあるかと思いますが、仕事は仕事です。
外国人のチームをまとめるのは大変かもしれませんし、言語の壁は想像以上に分厚いかもしれませんが、仕事の内容的には、そこまでかけ離れていることをすることはないでしょう。
例えば、今までエンジニアだとすると、エンジニアとして駐在に来ますよね?
そんな方が、駐在に来ていきなり小説を書かないといけない…!なんてことはありません。
仕事内容は、日本の本社で(または外資の場合でも、日本支社で)やってきたことの延長です。
が、奥様であるあなたの生活は本当にがらりと変わってしまいます。
スーパーに売っている野菜も、街で見る人も着ている服も看板も…なにもかもが違う世界のモノ。
それでも、生活をしていかないといけません。
ご主人の会社には、すでにこちらの生活に慣れたほかの駐在員の方や、日本語の堪能な現地社員の方などがいたりして、日本語でいろいろと質問できる環境も整っているかもしれませんが、あなたが街に出れば一人です。
道端で日本語のわかる人に出会う確率は限りなく低いでしょう。
スーパーやショッピングモールでの買い物、ガソリンスタンドなど、最低限は現地の言葉を知っておかないと、とても苦労することになります。
そんな日々の生活の他、こんな場合に英語ができなくて困った!という状況について、実際に駐妻の方々に話を聞いてみました。
①家に修理の人が来た…どうする?
駐在中は借家に住むことが多いかと思います。
アメリカの話ですが、賃貸物件に住んだ場合、色々と壊れてしまっても(水漏れや排水溝が詰まった!など)アメリカでは大家さんがメンテナンスをしてくれるので、楽ではあります。
が、そんな修理の人はみな英語を話すのです。
そして、多くの場合は、平日の昼間に対応してもらうことになるでしょう。
もちろん、紙にいろいろと事前に問題を書き出しておく…などの準備はできますが、簡単に挨拶から始まって、色々と質問に答えたりと、昼間家にいられる奥様が対応しないといけないことが多いのです。
ただでさえ勝手のわからない外国で、メンテナンスの人の対応に本当に困った!という声を多く聞きました。
②日本から友人や両親が来た!案内しないと…どうする?
日本から友人や両親が来たときは、どうしましょう。
英語ができなくても案内できるところはありますが、やはり現地在住…という手前、少しは店員さんなどとコミュニケーションが取れるようになっていると、恥をかかないで済みます。
また、やはり現地の生活に慣れてきた方と一緒だと、両親や友人も安心して観光できることでしょう。
現地の方と、雑談で盛り上がることができなくとも、最低限の会話はスムーズにできるようになっておきたいですよね!
最後に、一番英語ができなくて困ってしまう場面がこちら。
③事故や事件に遭遇…どうする?
事故や事件…なきゃないに越したことはないのですが、それでも遭遇してしまうから事故。
そして、いくら気を付けていても、巻き込まれてしまうこともあります。
事件や事故の際は、本当に英語が全くできないと、死活問題になってしまうこともあるので、緊急の時の対応は英語でできるようにしておくのが良いです。
また、緊急連絡先などを英語で書いたメモなどをバッグに入れておくなどすると、さらに心強いでしょう。
事故に遭って事情聴取を受けたり、病院へ搬送されたり…など、大事になれば通訳の方を手配することも可能ですが、それでもまずは自分で初期対処ができるようにしておかないと、大変です。
日本語での対応でも、パニックになってしまいがちですが、交通事故やスリ/ひったくりなどにあっても、落ち着いて対応できるように、最低限の英単語は覚えておきたい…との声が多かったです。
駐妻にも英語力は必要です!…まとめ
以上、私は駐在する夫についてきただけだから、英語は特に必要ない!なんて思っていると、海外生活は想像以上に大変かと思います。
いくら、日々の生活はご主人との日本語の会話がメインといっても、海外で生活している以上、生活言語は現地の言葉になります。
まったくできないとなると、支障が出てくるのです。
現地に行ってからも続けられるおすすめ勉強法
日本を離れる前に、英会話教室などに通って英語力アップをしていくのも良いですが、最近はやりの聞くだけ学習法もおすすめです。
これなら、現地に行ってからも続けられるので、コツコツ自分のペースで勉強して、充実した駐妻生活を送れるように、備えましょう。
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