慣れない英語で部屋探しをする場合、どんな英単語が必要になるでしょうか。
私がアメリカで部屋探しをしたときに何度も聞いた英単語をピックアップしてみました。
不動産との契約は本当に大変だと思いますが、ぜひ参考にしていただければと思います。
(アメリカでの部屋探を例にしています。オーストラリアや英国、カナダなどなど、ほかの英語圏では若干使う語彙に差異がある場合がございます。あらかじめご了承くださいませ)
目次
不動産屋で使う基本の英単語
さて、基本的なところからおさえていきましょう。
部屋を探しているあなたはFuture resident(もしくは、Prospective resident)と呼ばれて不動産屋さんから歓迎されるでしょう!
部屋の間取り
部屋探しをする上で一番重要ですよね!
どんな「Floor Plan(フロアプラン…間取り)」の部屋・物件を探していますか?
- Bedroom…部屋(寝室)
- Bathroom…浴室(シャワー&バスタブ)・トイレのセット
- Studio…ワンルーム
- Den…書斎
Floor plan
フロアプランとは日本語で間取りのことです。
フロアプランを見せてください!といえば、アパートや家の間取りを見せてくれます。
BedroomとBathroomの数
不動産屋で間取りを聞くときに、よく1Bed 1 Bath (1 bedroom 1 bathroomの略)などという言い方をします。
Bedroomがいくつか…それは、リビングルームのほかにいくつ部屋があるのか…という意味です。
部屋の数以前に、日本でワンルームマンションなどと言われている、リビングと寝室が一緒になったタイプの間取りはStudio(ストゥディオ)と呼びます。
話は戻りますが、Bed/Bathのもう一つのほう…Bathroomは、バスルームはトイレ+シャワー(バスタブ)のセットがいくつあるか…という単位なので、2Bathroomsとあれば、2つ、3Bathroomsとあれば3つずつ、トイレとシャワー(バスタブ)のセットがあるということです。
たまに1.5 Bathroomsと表示があるところがありますが、それは1つのフルセット(トイレ&バス)と、もう一つトイレのみ(0.5)があるということで、1.5と表記されています。
なので、例えばリビングのほかに2部屋ほしいけど、トイレ&お風呂は1セットだけでいいかな…けど、トイレだけもう一つほしい…なんて場合は、2 Bedrooms 1.5 Bathroomsの間取りの部屋を探します。
そして、Master Bedroomはたいてい部屋から出ずに、Bathroomに行ける部屋のことを指します。
Den?
最後に、Denがついている場合があると思いますが、Denとは書斎のことです。
たいていの場合は、コンピューターデスクが置けて、そこまで大きくない本棚が1つ入ればラッキー!ぐらいの部屋のことをDenといいますが、使いようや大きさによっては2つ目のベッドルームとして機能する場合もあります。
基本的には1 Bedroom 1 Bathroomのほうが2 Bedrooms 1 Bathroomよりも安いのですが、1 Bedroom 1 Bathroom + Denの場合、2つベッドルームがあるよりも値段的に安い場合が多いです。
そんなときは、Denがあるとなんだかお得感感じますよね!
コンピューター用の部屋がほしい場合も、Den付きの部屋(物件)を探してみるのもいいかもしれません。
部屋の中の設備
例えば下のはあるアパートの設備の話…
- Free reserved, covered carport…屋根付きの駐車スペース(無料)
- Package acceptance…不在時荷物受け取りサービス
- 24-hour emergency maintenance…水漏れなど24時間修理対応サービス
- Free online billing…オンラインで家賃支払い可
- Swimming pool…プール
- Basketball and tennis court…バスケット・テニスコート
- Playground area…子供の遊び場
などなど、施設やサービスについては「Amenity(アメニティ)」について教えてくださいと言えば、話してくれるでしょう。
また、アメニティは部屋の中の設備をさすこともあります。
例えば、
- In home washer and dryer…洗濯機と乾燥機
- Spacious walk-in closets…ウォークインクローゼット
- Cathedral ceilings…高い天井(たいらじゃない天井)
- Private patio or balcony…ベランダ
- Open kitchen with breakfast bar…カウンターキッチン
などなど…!
大切なことなので、ぜひ確認しましょう。
初期費用など
不動産契約ってなんだかんだ塵も積もれば…で、結構お金かかりますよね…。
- Application fee…申込金
- Administrative fee…管理・事務手数料
- Security deposit…補償金
- Background check fee…犯罪歴チェックなど用
Application feeとAdministration fee
どちらも申し込みをする際に払うお金です。
たいていの場合は、部屋をとっておいてもらうため(確保)に必要なお金ですが、結構地域によっては結構高くつく場合があるので、しっかり確認しましょう。
Administration feeのほかに、部屋を確保するためにHOLD FEEというものを別途設けているところもあります。
どれだけお金かかるんだ!と思っちゃいますが、初期費用については最初にしっかり聞いておきましょう。
Security deposit
これは、敷金のようなものですが、たいてい1か月分~数か月分の家賃です。
原則、何事もなければrefundableな(=返金されるべき)お金です。
Background check fee
Criminal record(クリミナルレコード)という、犯罪歴を調べたりするために必要なお金ですが、必要のないところもあります。
学生だったときは払ったことなかったですが、社会人になってから借りるような、少しだけ高めでセキュリティもしっかりしているところなどではバックグラウンドチェックをするから…と請求されることが多かったです。
必要書類について
契約に必要な書類は主に…
- Form of State / Government Issued ID
- Pay Stubs (proof of income)
- Rental History
外国人の場合はパスポート、または免許証を持っていたら免許証でも大丈夫です。
身分が証明できるもの提示を求められます。
Pay Stubs
不動産屋にとって、家賃の滞納はリスクなので収入証明は、不動産屋さんが「この借主には月々の家賃の支払い能力があるのかどうか」を見極めるのに必要な書類です。
たいていの場合は、月々振り込まれる給与の明細を2~3か月分さかのぼって提出すれば大丈夫です。
ただ、たまに家賃の〇〇倍稼いでいる証明がないと、入居できません。などという規範がある場合もあるので、契約前に確認してみましょう。
Rental History
レンタルヒストリーもバックグラウンドチェックの一環ですが、過去数年間にわたり住んでいたところすべての住所を記入する書類を渡されることがあります。
基本的に普通の人は問題ありませんが、もしかしたらブラックリストに載っているかどうか、調べているのかも?
理由は定かではありませんが、提出を求められることがありました。
賃料の支払いについて
実際アメリカでお部屋を借りると、どのように「Rent(家賃)」を月々支払うようになるのでしょうか。
- Credit
- Debit
- Personal check
- Cashiers’ check
- Money orders
賃料の支払い方法については、上のような方法があります。
クレジットカードやデビットカードそのほかオンラインペイメントで家賃の支払いを受け付けてくれるところはまだ親切ですが、結構不動産屋さんはアナログなところが多いので、チェック(小切手)じゃないと家賃の支払いを受け付けない!というところも多々あります。
支払いについてはそれぞれのところで確認しましょう。
ちなみに、ほとんどのところは、Cash(現金)を受け付けていないところが多いです。
理由は「Safety issue(保安のため)」と聞きましたが、やはり支払い締め切りの日に大きなキャッシュを扱うのはやっぱり強盗などに狙われないためにも重要なのだと思います。
家賃のほかにかかるお金
家賃のほかに、考慮するべき点は、「Utility (ユーティリティ)」です。
端的に言うと公共料金ですが、不動産屋さんでUtilityに何が含まれていますか?と聞くと、すでに提示された家賃に含まれている分を教えてもらえます。
Utilityと言えば、
- Electricity…電気
- Gas…ガス
- Trash…ゴミ
- Water (sewage)…水(下水処理)
- Cable TV…ケーブルテレビ
- Internet …インターネット
などなどがあります。
場合によっては提示された家賃にすべて含まれていることもありますが、たいていの場合は含まれていたとしてもTrashとWaterのみ…だったりします。
全部含まれているところはすごく珍しいので、何かが家賃にすでに含まれているようならばラッキーぐらいに思っておくのがいいと思います。
ちなみに、TrashとWaterはFlat rate(定額)のところが多かったかな。
たいていの場合は、電気料金やガス代はもちろん使った分だけ…、そしてケーブルテレビやインターネットも必要に応じて借主が支払うことになります。
Utilityに関して、それぞれ個別に払い込まなければいけない場合、どこの会社を使っているのかなど、入居前に教えてもらいます。
短期契約時の家賃について
家賃は、当然ですが契約期間を短くしたい場合、どうしても高くなってしまいます。
ただ、留学期間や赴任期間など、いろいろな理由で不動産屋さんが提示した契約満了日が都合悪いこともありますよね。
それでも、そこの物件が気に入った場合や、そのほか適当な物件が見つからなかった場合など、どうしても入居したい場合は、家賃交渉にて短期契約のお願いをしてみましょう。
不動産屋さんにとっての一番のリスクは空室です。
なので、例えば提示される家賃は、不動産屋が設定している契約期間(12か月や15か月、18か月など)など設定された最長期間、満了日まで借ります!という場合の家賃です。
ですが、もう少し上乗せすれば、もっと短期の契約も受け付けてくれるところもあるのです。
また、最近は働き方も多様化したり、人の流れが激しくなったりしているので、都市部だけでなく、田舎のほうでも、最初から数か月からの契約をしてくれるところもあります。(ただ大々的に宣伝していないだけ!)
たとえそのような短期契約の場合の家賃設定がなくっても、もともと提示された家賃は不動産屋さんが設定した最長期間で借りる場合の家賃なので、例えば提示された家賃が12か月契約で月1,000ドルだった場合、50ドル月々の家賃に上乗せするから6か月契約にしてくれ…といった交渉ができます。
入居日は遅らせられる?
また、家賃を上乗せして、入居日を遅らせる…という交渉も可能です(私はしたことがあります。)
これまた同じように、基本12か月契約で月1,000ドルだけど、契約はすぐにするけど、入居はすぐにではなくて、再来月ごろにしたい場合、月々50ドル上乗せするから〇〇日入居日を後ろ倒しにしてほしい…といった交渉です。
もちろん、半年…とかになるととても難しいかもしれませんが、1~2か月程度なら待っていてくれるところもありました。
当然その間は空室になってしまうので、その分丸々回収できないまでも、少しは足しになるぐらい(どれくらい入居日を後ろ倒しにしてもらうのか考慮して)の金額を家賃に上乗せをしました。
ペットがいる場合
ペットを連れての入居を希望の方は少ないかもしれませんが、ペットのことについては「Pet policy」が知りたいといえば、教えてくれます。
たいていペットの分のRegistration fee(登録料)と、月々の家賃を余分に払うことになります。
と、ここまでいろいろと英語で部屋探しをする場合に必要になるであろうボキャブラリーをリストアップしてみました。
また今後も思いついたら随時追加していきたいと思います!
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